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《目次》
はじめに
第一章 イスラエルの過激な行動の歴史的背景
第二章 イスラエルの極右と修正シオニズムの思想
第三章 アメリカで生まれた「ユダヤのナチズム」と形容されるカハネ主義
第四章 排除・殺戮の論理――シオニズムというナショナリズムの史的展開
第五章 イスラエル極右とは異なるユダヤ教の本質
第六章 意図的に民間人や病院・学校を攻撃するイスラエルの軍事ドクトリン
第七章 右傾化するイスラエルと、リベラル化するアメリカ
第八章 イスラエルの極右主義は中東イスラーム世界の大変動をもたらすか?
第九章 パレスチナ和平に世界の世論の後押しが求められている
おわりに――日本はイスラエルの極右政権に対して何をすべきなのか
《概要》
二〇二三年一〇月七日、ハマスのガザ攻撃により、多数の犠牲者が出たイスラエル。一見すれば、パレスチナ側の暴挙とも受け止められるが、ガザ地区やその周辺地域でのパレスチナ人が置かれる、「アパルトヘイト」に通じる差別・虐待の実態からは、起こるべくして起きた、ガザ紛争の正体が見えてくる。現在もイスラエルのラファ侵攻が懸念されるなど、停戦・終結への道は厳しい状況下にあると言える中東情勢について、現代イスラム研究センター理事長である著者が、極右政党によって暴走するイスラエル政府の非人道的支配の実態を明らかしつつ、解説する。
《著者》
宮田律(みやた おさむ)
1955年山梨県生まれ。現代イスラム研究センター理事長。83年慶應義塾大学大学院文学研究科史学専攻修了。米国カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)大学院修士課程(歴史学)修了。専攻はイスラム地域研究、国際政治。著書に『黒い同盟 米国、サウジアラビア、イスラエル』『アメリカのイスラーム観』(以上、平凡社新書)、『武器ではなく命の水をおくりたい 中村哲医師の生き方』(平凡社)、『イスラムの人はなぜ日本を尊敬するのか』(新潮新書)、『石油・武器・麻薬』(講談社現代新書)など。
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