臨床行動療法テキスト

臨床行動療法テキスト

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出版社
金剛出版
著者名
園田順一 , 前田直樹 , 境泉洋
価格
3,300円(本体3,000円+税)
発行年月
2024年4月
判型
A5
ISBN
9784772420297

子どもの不適応行動として不登校を例にとると,不登校児はいじめや成績不振などの先行刺激を回避し,居心地のいい家にいることによる不安の軽減や安全確保という利益(強化)を得て不登校が長期化する。その解決には,個々の不登校にはどのように「回避・強化機制」が働いているかを分析し,学校復帰に向けた行動変容を促すアプローチを適用しなければならない。

本書は,行動療法の歴史と理論背景を解説したうえで,心や行動の問題に適切に対処するための機能分析の方法とさまざまな行動療法の技法を紹介し,抜毛症や場面緘黙,強迫症といった子どもにみられる15の疾患や問題行動について豊富な事例とともにその見立てと臨床アプローチの実際を示す。

子どもの心の臨床を目指す学生や心理専門職,また学校や幼稚園・保育園の先生,さらには子どもの問題行動に悩む保護者の方などにも参考となるテキストブック。

●著者略歴
園田順一(そのだ・じゅんいち)

1935年 鹿児島県に生まれる。
1959年 鹿児島大学文理学部(心理学専攻)卒業。
1963年 鹿児島大学医学部附属病院心理室主任。
1986年 鹿屋体育大学体育学部教授。
1999年 九州保健福祉大学教授。
2004年 吉備国際大学大学院臨床心理学研究科長。
2010年 定年退職後は鹿児島市の病院にて臨床活動に携わる。
2022年逝去。
医学博士

著訳書:『科学と人間行動』(2003,二瓶社,共訳),『カウンセリング実践への道(九州保健福祉大学シリーズ)』(2006,角川学芸出版,共著),『子どもの臨床行動療法―その技法と実際』(1978,川島書店,共著)他

●校訂者略歴
前田直樹(まえだ・なおき)
1973年2月25日生。九州保健福祉大学臨床心理学部臨床心理学科教授。1995年 鹿屋体育大学体育学部卒業,2013年 九州保健福祉大学大学院連合社会福祉学研究科博士課程修了。博士(社会福祉学),公認心理師,臨床心理士,認定行動療法士,九州保健福祉大学健康管理センター専門委員(学生相談),宮崎県スクールカウンセラー。
著訳書:『認知行動療法事典』(丸善出版,2019,分担執筆),『自尊心を育てるワークブック―あなたを助けるための簡潔で効果的なプログラム』(金剛出版,2019,分担翻訳)

境 泉洋(さかい・もとひろ)
宮崎大学教育学部教授。1999年 宮崎大学教育学部卒。2005年 早稲田大学博士(人間科学)。公認心理師,臨床心理士。
著訳書:『CRAFT ひきこもりの家族支援ワークブック[改訂第二版]』(金剛出版,2021),『CRA 薬物・アルコール依存へのコミュニティ強化アプローチ』(金剛出版,2018,監訳),『地域におけるひきこもり支援ガイドブック―長期高年齢化による生活困窮を防ぐ』(金剛出版,2017,編著)他

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