グローバリズムが大きく展開している現代、社会には「歴史修正主義」が跋扈し、排外主義も強まるという危機的な状況となっている。そうした時代動向に抗するために、改めて近現代における多彩な学知の歴史を振り返る。本書はそれを〈学知史〉と呼ぶ。そこから何を批判的に継承し、あるいは新たな視点・方法を創り、現代社会との緊張感のなかでどのような歴史像を描いていくかが求められているだろう。本書は、そうした視点から、それを生み出した近現代そのものを問い直し、読み替えていこうとする挑戦である。
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