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文芸の一ジャンルとして俳諧の連歌が成立したのは寛永期(一六二四~一六四四)の初めとされる。そのころから俳諧文芸の頂点と目される「奥の細道」成立の元禄二年まで約六十年。言葉遊びやだじゃれのおもしろさを求め、また機知に富んだ表現を追求したりして俳諧人口も徐々に増えて行き、貞門、談林、蕉風と展開していった。その間に数多くの俳諧書が刊行され、文芸として定着、発展していったが、その時期の俳諧書を年表仕立てにまとめた。書名の読み違いや刊行年の誤りもあると考えられるが、今後も暫時追加、訂正、補填を重ねて行けば俳諧の流れはさらに把握されやすくなるものと考え本書を出版した。
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