原史・古代における海人の研究

原史・古代における海人の研究

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出版社
芙蓉書房出版
著者名
冨加見泰彦
価格
7,700円(本体7,000円+税)
発行年月
2024年3月
判型
A5
ISBN
9784829508756

海を生業の場とし、漁撈はもちろんのこと海浜部では盛んに製塩を行い、航海術にもたけていた「海人(かいじん)」とはなにか。



西日本を中心に広く分布している海人の実態を紀伊半島沿岸部に焦点をあて分析し、さらに海人と深く関わったと考えられる古代氏族「紀氏」、大和の豪族「葛城氏」との親密な関係について取り上げる。また、瀬戸内における影響力、さらに黒潮文化圏ともいえる太平洋沿岸の他地域との交流についてさまざまな視点から論じる。





第一章 紀伊半島の位置と環境

紀伊半島の位置と地形的・歴史的環境/紀の川流域の環境

第二章 紀伊半島における海人の生業について

塩にまつわる話/製塩土器研究史/紀伊の生産(製塩・漁撈)遺跡/紀伊の製塩土器の変遷と塩の流通/製塩の方法について/体験学習による煎熬実験/製塩土器の製作

第三章 海を介した交流―黒潮文化圏―

黒潮文化圏/西庄遺跡について/西庄遺跡の分析/土器製塩の実態/製塩土器の流通について/漁具と捕獲対象物の検討/コラムカツオについて/その他の海の生産用具と漁法/骨角器/西庄遺跡における動物遺体について/包含層出土の遺物について

第四章 紀伊の古墳文化

古代氏族―紀氏― /古墳出現前夜の様相/岩橋千塚古墳群成立の背景/鳴神遺跡群の開発/コラム『日本霊異記』下巻第三四話/岩橋千塚古墳群について/岩橋千塚出土の半島系遺物/南岸勢力の台頭―南北バランスの破綻―/コラム井辺八幡山古墳出土の黥面埴輪について/紀伊の古墳/紀の川水系の古墳/海浜部の古墳/和泉地方の動向

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