蝶として死す

創元推理文庫

蝶として死す

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出版社
東京創元社
著者名
羽生飛鳥
価格
880円(本体800円+税)
発行年月
2024年3月
判型
文庫
ISBN
9784488426217

「歴史ミステリーの佳品。
 平家物語の世界を舞台にした
パズラーで、探偵役を務める頼盛は
武人であり貴人であり、一匹の蝶だ。」 宮部みゆき
(2021年8月15日「読売新聞」書評欄より)

第15回ミステリーズ!新人賞受賞作収録&第4回細谷正充賞受賞作

一一八三年、源氏の木曾義仲軍が平家を破って都入りした。しかし、平頼盛は異母兄・清盛に疎まれていたため、都落ちした一門と決別し、都に留まっていた。そんな頼盛が、義仲に「首がない五つの屍から恩人を特定してほしい」と依頼され、難題に挑むことになるが……。第十五回ミステリーズ!新人賞受賞作「屍実盛」ほか全五編。清盛が都に放った童子は、なぜ惨殺されたのか? 高倉天皇の庇護下にあったはずの寵姫は、どのようにして毒を盛られたのか? 源平合戦の時代を舞台に、推理力を武器に生き抜いた頼盛の生涯を描く歴史ミステリ連作集。

■目次
「禿髪(かぶろ)殺し」
「葵前(あおいのまえ)哀れ」
「屍実盛(かばねさねもり)」
「弔千手(とむらいせんじゆ)」
「六代(ろくだい)秘話」

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