漢詩をよむ

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出版社
NHK出版
著者名
赤井益久
価格
990円(本体900円+税)
発行年月
2024年3月
判型
A5
ISBN
9784149110875

中国古来の「歳時記」をひもとき、春と夏の表情を描いた詩を味わう

「漢詩をよむ」は重厚な朗読とわかりやすい解説で漢詩に親しんでいただこうと、1985年から始まった長寿番組。私たちに馴染みのある詩人たちの漢詩を取り上げ、小学生から九十代に至るまで幅広い年齢層の方々から反響を頂いてきた。
2024年度は、漢詩における「歳時記」がテーマ。「歳時記」は日本では江戸時代以降の主に俳句の季語を分類したものを指すが、本来は、四季に応じた事物や行事などを列挙した中国古来のもの。前期は、白居易、李白、蘇軾、韓愈といった詩人たちが、生活を彩る風俗習慣を季節ごとに巧みに取り入れ表現した詩の数々を紹介する。講師は中国唐代詩研究の第一人者で、精緻でわかりやすい解説に定評がある國學院大学名誉教授・赤井益久さん。

<4月~9月>「漢詩の歳時記~春夏編」(変更になる場合があります)
*四月「春寒」「春雲」「流鶯」。韓愈「晩春」、王安石「南浦」他*五月「五月」「立夏」「端午」。真山民「初夏」、陸游「五月初作」*六月「夏至」「暑雨」「大水」。蘇軾「六月二十七日望湖楼酔書五絶」、趙翼「毒暑」。七月「七夕」「納涼」「扇」など。李白「夏日山中」、白居易「香山避暑」*八月「秋風」「中秋」「月光」。李白「静夜思」、翁巻「中秋歩月」他*九月「白露」「秋暮」「秋雁」な。駱賓王「秋雁」、銭起「九日田舎」など。

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