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世界各地で古くから行われてきたビーズによる装飾。
世界の民族衣装で使われているものから、
ヨーロッパの豪華なドレスなど、世界約40カ国のビーズを豊富な写真で紹介!!
人々はなぜビーズを身につけるのか、その意味や素材、交易ルートなども解説します。
ビーズを通して、世界の国々の多様な文化を感じることのできる1冊です。
ビーズは身近な装飾材料として親しまれ、現在も衣服や装身具などに幅広く用いられています。
ビーズによる装飾は古くから世界各地で行われてきましたが、それは単なる装飾にとどまりません。
それを身に着けることで、民族や社会的立場といったアイデンティティーを表すこともあり、
また、より多くのビーズや珍しいビーズを所持することで富や権力を象徴することもあります。
さらには連なった玉に祈りを込める数珠など、精神世界とつながるための役割を果たすこともあります。
ビーズの素材は、身のまわりにある木や石など入手がたやすいものから、宝石のような自然界の貴重な鉱物、
ガラスやプラスチックといった合成素材など、地域や時代によってもさまざまです。
また、ビーズの加工技術の工夫や進歩は、多彩な表現を可能なものとしています。
本書では、主に文化学園服飾博物館の所蔵品の中から、約40か国のビーズを紹介します。
ビーズを通して、世界の国々の多様な文化を感じていただければ幸いです。
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