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【序章より】
前漢後半期の中央官僚機構の研究は、これまで内朝・外朝の問題に多くの議論が集中してきた。確かに、
その議論が漢代官僚制の研究に裨益してきたところは大きいものがある。しかし、それとともに内朝と
外朝と大きく二分して捉えることによって、それぞれを構成する諸官の相互作用によって展開していく
複雑な様相は、かえって捨象されてしまった側面もあるように思われる。諸官の展開を埋没させず、そ
の上で、内朝・外朝のような官僚機構全体の構造とその展開の方向性を同時に描き出すことはできるの
であろうか。本書は、そのささやかな試みである。
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