移動する地域社会学

移動する地域社会学

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出版社
知泉書館
著者名
伊藤嘉高
価格
4,400円(本体4,000円+税)
発行年月
2024年3月
判型
菊判
ISBN
9784862854049

生活の場である地域の繋がりは,普段は目に見えないが災害時には命をも救う重要な役割を果たす。制度の変化や住民構成の変遷によりコミュニティは常に組み替えられ,テクノロジーの進展でヒトやモノは脱領域的に移動し繋がり,相互変容をし続ける。そこに構築される出来事としての地域社会はどのように記述できるか。
本書は,社会的現象が様々な存在の連関により生み出されるとするアクターネットワーク理論の視点から,地域社会の多様な動態を描き出す〈移動する地域社会学〉の理論と実践を結んだ研究成果である。
第Ⅰ部「理論と方法」では,アクターネットワーク理論の方法が有する社会学における意義を初めて体系的に明らかにする。提唱者ラトゥールの訳者でもある著者は,その理論をいかに調査に活かすかを詳細に論じ,社会学のあり方そのものをも問い直す。
第Ⅱ部「ケーススタディ」では,アジア各地のフィールドワークから,アクターネットワーク理論で地域社会を記述する意義を具体的に探究する。仙台市柳生地区ではモノを媒介とした新旧住民の相互変容から生まれる共同性を,バリ島では観光開発に伴う慣習や儀礼の変容と刷新を,そしてマカオでは中国返還による住民組織の連関を歴史と現在からたどる。さらに山形における災害支援NPOの活動観察や,青森の自治体病院再編の調査では,地域社会の組み直しの可能性を探る。
社会学の新たな研究法に挑むと共に,町づくりや防災の取り組みにも豊かな着想を提供する画期的業績である。

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