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日本や外国の既存の特徴ある街の姿に触れることにより、魅力あるまちにするための手がかりを提供するエッセイ集である。
著者は、日本人には自らの都市、まちへの関心が低く長い時間をかけて皆でつくっていくという気構えがなかったと推測する。さらに、多くの国内外のまちを見聞してきた経験をもとに、各所に今後の日本のまちにも適応・参照されるべきことが潜んでいることを紹介する。
目次:はじめに
1章:モノとまちをめぐる断章
モノに対するスタンス/モノとの距離感/秩序/集中と分散/下町と山手/ほか
2章:欧米の都市について
ヨーロッパの中世都市/工業都市への変貌/ガーデンシティ/モダニズムと都市/ほか
3章:日本の都市について
日本の都市の歴史/大阪と江戸/町家/東京の都市整備/東京の骨格/戸建て住宅/ほか
4章:都市はよみがえる
まちを大切に思うこと/都市は誰のものか/都市間競争/どういうまちをつくるべきか/ほか
おわりに
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