白楽天の漢詩をひき「香炉峰の雪はいかならむ」とたずねた定子に対し、御簾をあげる行動で答えた清少納言。『枕草子』には王朝の女性たちの教養や信頼、遊びごころが鮮やかに記録されている。下巻には一三九段から最後の跋文までの原文、注釈、現代語訳、鑑賞にあたる評をおさめるほか、作品成立の経緯や作者についての解説、本文校訂表、系図や内裏図、人物索引を収載。最新の研究成果を反映した、注釈書の決定版。
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