本書は公益社団法人全国経理教育協会が主催する簿記能力検定試験1級商業簿記・財務会計(1級商業簿記・会計学から科目名変更)の試験対策用として作成した『公式テキスト』です。
2024年度(令和6年度)以降の出題範囲表に基づいた最新の内容を掲載しております。
全経簿記能力検定は、将来、企業で経理事務を担当しようと考えている方に適した検定試験です。
本書で取り扱う『1級商業簿記・財務会計』は大会社の経理・財務担当者や経営管理者が計数の管理に必要とする会計情報の作成および利用の知識や理解、連結財務諸表に関する会計人としての初歩的知識を問う試験となります。
本書を通じて、業種・規模に関わらず、全ての株式会社の経理に適用される簿記・会計の処理を学ぶことができるようになっております。
全経簿記能力検定1級商業簿記・財務会計の合格を目指して、一緒に学習を進めていきましょう!
なお、全経簿記能力検定の受験にあたっての最新情報は公益社団法人全国経理教育協会のホームページ( https://www.zenkei.or.jp/exam/bookkeeping )等をご確認ください。
≪本書の特長≫
出題範囲表に基づいて、2級商業簿記までの内容からスムーズに学習が進められるように構成しております。
検定試験対策として順序立てて構成し、項目(Section)ごとに重要度を5段階で表示することで学習のメリハリがつき、文章だけでは理解がしにくい箇所については図やイラストを用いて丁寧に説明しております。
各Sectionの最後にはまとめとして押さえておきたいポイントを簡潔にまとめているため、学習内容を細かく整理しておさえることができます。
なお、本書の各Chapterに準拠した問題集(全経簿記能力検定試験公式問題集1級商業簿記・財務会計)をあわせてご利用いただくことにより、学習の効果がさらに高まります。
公式テキストと公式問題集を併用し、全経簿記1級商業簿記・財務会計の合格に必要な基礎を身につけましょう。
◆旧版からの改訂について◆
令和6年度改定の簿記能力検定試験出題範囲に基づいて作成しており、また、最新の出題傾向に応じた本文の加筆・修正を行っております。
また、出題範囲表に基づく主な改訂箇所(論点)は下記の通りです。
(1)伝票の削除
(2)売上割引の削除
(3)特殊商品売買の削除
(4)繰延資産として資産計上する場合の勘定科目名の変更(『繰延創立費』『繰延開業費』『繰延株式交付費』『繰延社債
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