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◇誰にも聞けない疑問、不安、悩みごと
「きょうだい」とは、障害のある兄弟姉妹のいる人のことです。子どもの頃から、特有の気持ちや不安な思い、悩みを抱える方が多くいます。
障害のある本人や保護者(親)に対しての福祉サービスや相談窓口などはあるのに、きょうだいにはそれらがありません。そのため、不安や悩みを抱えたまま大人になります。
◇きょうだいの多くが不安に思うことを法律から解説
「きょうだいは一生、障害のある弟の世話をしなくてはいけない?」「付き合っている人に障害のある姉のことをいつ・どう話す?」「親亡きあとはどうする?」……。
本書では、きょうだいの悩みや疑問、不安に思う50のことを、弁護士であり、きょうだい当事者の著者・藤木和子氏が法律の面から答えます。
きょうだいが「迷ったとき」の判断の参考になり、決断の背中を押してくれる一冊です。
【主な目次】
第1章きょうだいとしての自己紹介
第2章さまざまなきょうだい
第3章きょうだいの50の疑問・不安に答えます
●障害のある弟がいます。きょうだいは一生、世話をしなくてはいけないのですか?
●法律に「『きょうだい』に扶養義務」と書かれている! ? 私には「義務」があるんですか?
●趣味にお金を使ってはダメ!?「余裕がある範囲で助ける」の「余裕がある」の基準は?
●扶養義務ってどこまで? 同居や世話の義務もありますか?
●もうすぐ結婚します。結婚相手にも扶養義務が生じますか?
●兄のお金のトラブルや他人に迷惑をかけたりするのが心配 私も責任を負うのですか?
●生活保護を申請した弟を支援できないか?と役所から書類が届いた!
●就職活動で障害のある兄弟姉妹のことを話すか迷う……家族のことは話すべきですか?
●弟中心の実家は落ち着けない 実家を出たいです!
●子どもを望んでいますが、遺伝カウンセリングを受けるか悩む…どうすればいい?
●今は家族みんな元気ですが、いつまでもこのままではない……親亡きあとのことが心配です ほか
<コラム>
そもそも兄弟姉妹は法律ではどのような関係?
福祉サービスを利用したきょうだいの声
介護と仕事、子育て、自分の生活などとの両立 ほか
【著者情報】
藤木和子(ふじきかずこ)
1982年生まれ。東京大学卒業。5歳の時に3歳下の弟の聴覚障害がわかり「きょうだい」となる。幼少期から「弟と私は将来どうなるのだろう?」「私は実家や地元を出てよいのか?」などと悩む。2010年頃から「きょうだい会」に参加。先輩の体験談からヒントを得るとともに、きょうだい特有の悩みの幅広さと難しさを痛感したことから、きょうだいの立場の弁護士として発信や相談などの活動を始める。
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