◆子どものストレスサインに気づき、園生活で一緒に対処していくための本
お腹が痛い、頭が痛いなどの身体の不調、園に行きたくないと泣く、お友だちをたたく、急に部屋を飛び出すなどの症状・行動は、子どものストレスサインかもしれません。
「ストレスを感じているかも…」と気づいたとき、保育者はどうしたらよいでしょうか。
本書では、さまざまに現れる子どものストレスサインに気づき、子どもと一緒に考え解決に向けて一緒に取り組む方法を、場面事例でわかりやすく解説します。
◆子どもの人生に役立つ大切なスキルが身につく!
子どもにとって初めての集団生活の場である園生活では、「苦手な活動がある」「みんなの前で失敗しちゃった」「お友だちとケンカしちゃった」など、ストレス要因がたくさん。また、小学校にあがると、先生の目が行き届きにくくなり、ストレス状況をうまく解決できなければ、ストレスをため込んで学校に行くことがいやになってしまうことも考えられます。
幼児期から少しずつストレスについて理解し、場面に合わせて対処法を選択できるようになることは、ストレス社会を生きる子どもたちにとって、とても大切なスキルといえます。
本書では、個別に取り組む対処法のほか、クラス全体が落ち着いて、子どもたちが自然に思いやりのある行動ができるようになる方法も提案しています!
【主な目次】
◆STEP1 子どものストレスについて理解しよう
第1章 ストレスとは
第2章 子どもの行動に着目した「子ども理解」
第3章 子どものストレス症状
第4章 子どものストレスと認知行動療法に基づく対応
◆STEP2 ストレスへの対処法を子どもと一緒に考えよう
第5章 ストレスについて子どもと一緒に考える
第6章 集団のなかで気づく「ストレス場面別」対処法
第7章 園での様子や対応を保護者と共有する
◆STEP3 子どもを守る「環境」をつくろう
第8章 専門機関へつなぐポイント
第9章 保護者のストレスサインに気づいたときの対応
第10章 保育者自身のストレスマネジメント
【編著】
小関俊祐(こせき・しゅんすけ)
桜美林大学リベラルアーツ学群准教授。学級集団(幼児から高校生まで)を対象としたストレスマネジメントや学校における特別支援教育の支援方法の検討、発達障害のある子どもとその保護者に対する支援を中心に研究と臨床を行う
【執筆者・50音順】
岸野莉奈(きしの・りな)社会福祉法人相模福祉村児童発達支援センター青い鳥心理士
小池由香里(こいけ・ゆかり)滋賀医科大学小児科学講座心理士/ののみちこども園発達支援アドバイザー
杉山智風(すぎやま・ちかぜ)京都橘大学総合心理学部助教
土屋さとみ(つちや・さとみ)アース・キッズ株式会社発達障害療育研究所
新川瑶子(にいかわ・ようこ)半蔵門のびすここどもクリニック心理士
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