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横光利一が「旅愁」へと誘引されて行く動機として、初期以来、近代・機械文明に対する、厳しい批判眼を持っていて、それが小説作品に形象化されていた事を明らかにした。これらは、「旅愁」の一部に見られる国粋主義的記述とは、一見矛盾するものとも見えるが、横光の場合は、この近代文明への批判意識が、「純粋小説論」の時期を経て、難解と忌避される表象に入って行ったと考えられる。また、未完の長篇小説「旅愁」に関して、作中の歴史に関する記述などに重きを置いて、論述した。
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