民主主義の危機

朝日新書

民主主義の危機

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出版社
朝日新聞出版
著者名
大野和基
価格
957円(本体870円+税)
発行年月
2024年3月
判型
新書
ISBN
9784022952622

ウクライナ戦争や中東での衝突など世界は不透明度を増している。ポピュリズムのさらなる台頭、災害やパンデミックという不測の事態、AIの利用などをめぐって世界はどう変わっていくのか。かつてない民主主義の危機に今、世界で最も注目される知性の言葉からヒントを探る。聞き手・大野和基氏。【目次】Chapter1:第3次世界大戦への危機――ウクライナ戦争から見る民主主義/イアン・ブレマーChapter2:「寛容」が損なわれる世界――リベラリズムの危機/フランシス・フクヤマChapter3:衰退期に差し掛かるアメリカ――岐路に立つ民主主義の二面性/ニーアル・ファーガソンChapter4:「文明の衝突」は終わらない――歴史を進歩させるダイナミズム/ジョセフ・ナイChapter5:社会規範に根ざしたバランス感覚――国家権力と社会のあり方を浮き彫りにしたパンデミック/ダロン・アセモグルChapter6:日本人にイノベーションは起こせるか――“Think Bigger” 誰もが使える体系的アプローチ/シーナ・アイエンガーChapter7:民主主義の後退はなぜ起きているのか――自らの失敗を忘れたアメリカ/ジェイソン・ブレナン【著者紹介】■イアン・ブレマー;国際政治学者/「ユーラシア・グループ」社長。1969年、米マサチューセッツ州生まれ。94年、米スタンフォード大学で博士号取得。25歳で同大学フーヴァー研究所の最年少研究員。98年、世界の政治リスクを分析するシンクタンク「ユーラシア・グループ」設立。■フランシス・フクヤマ;国際政治学者/スタンフォード大学シニア・フェロー兼特別招聘教授。1952年生まれ。政治学者。アラン・ブルームやサミュエル・ハンチントンに師事。ベルリンの壁崩壊直前に発表された論文「歴史の終わり」で注目を浴びる。近著に『リベラリズムへの不満』(会田弘継訳)がある。■ニーアル・ファーガソン;歴史学者/スタンフォード大学フーヴァー研究所シニアフェロー。1964年、スコットランド生まれ。歴史学者、ジャーナリスト。専門は経済史・金融史。著書に『文明:西洋が覇権をとれた6つの真因』(仙名紀訳)、『劣化国家』(櫻井祐子訳)、『大惨事(カタストロフィ)の人類史』(柴田裕之訳)など。■ジョセフ・ナイ;国際政治学者/ハーバード大学特別功労名誉教授。1937年生まれ。元米国防次官補(国際安全保障担当)、ハーバード大学特別功労名誉教授(国際政治学)。著書に『ソフト・パワー:21世紀国際政治を制する見えざる力』(山岡洋一訳)、『アメリカの世紀は終わらない』(村井浩紀訳)など。■ダロン・アセモグル;経済学者/マサチューセッツ工科大学教授。1967年、トルコ生まれ。マサチューセッツ工科大学エリザベス&ジェイムズ・キリアン記念経済学教授。専門は政治経済学、経済発展、成長理論。著書に『国家はなぜ衰退するのか 上下』(ロビンソンとの共著、鬼澤忍訳)、近著にサイモン・ジョンソンとの共著『技術革新と不平等の1000年史 上下』(鬼澤忍・塩原通緒■シーナ・アイエンガー;コロンビア大学ビジネススクール教授。

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