昭和文学研究 第88集

特集:「音」と文学

昭和文学研究

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出版社
昭和文学会
著者名
昭和文学会編集委員会
価格
4,620円(本体4,200円+税)
発行年月
2024年3月
判型
A5
ISBN
9784305003881

昭和期の文学を中心とする近現代文学の研究を対象とした学会誌。年2回刊行。論文・研究動向・研究展望・書評・新刊紹介を収録。



昭和文学研究第88集目次



特集 「音」と文学

座談会 「音」と文学─文学研究とサウンド・スタディーズとの対話─

   ・・・・ 福田 貴成・中川 克志・疋田 雅昭・司会 広瀬 正浩 ( 2 )

転形期のサウンドスケープ

  ─プロレタリア文学における〈騒音の階級性〉・・・ 村田 裕和 (24)

身体と共振する音楽─宮沢賢治におけるジャズの諸相 ・・・ 坪谷 卓浩 (39)

聴視覚メディアとしての文学

  ─太宰治「家庭の幸福」に聴く占領期ラジオ放送 ・・・ 太田奈名子 (55)

流暢さに抗する─吃音小説論序説 ・・・・・・・・・・・・ 坪井 秀人 (71)

再生される楽音を聴く

  ─大江健三郎『新しい人よ眼ざめよ』論 ・・・・ 松本 拓真 (87)

中上健次「物語の系譜 折口信夫」論

  ─聴くことができることの条件を問わずに音や声が書かれることについて

   ・・・・・・ 浅野  麗 (102)

崎山多美「くりかえしがえし」論

  ─他者に「揺れ」ながら輪郭をつくる ・・・・・ 仲井眞建一 (117)

自由論文

ごんごんごまの伝う庭

  ─泉鏡花「二三羽─十二三羽」と動植物 ・・・・ 今藤 晃裕 (132)

発明のエチカ─海野十三の探偵/科学/軍事小説 ・・・・ 加藤 夢三 (147)

四つ足の記憶─ヂンダレ論争期における鄭仁の詩と動物 ・・ 君島 朋幸 (163)

目取真俊「一月七日」論

  ─天皇(制)に取り組む〈無知〉という戦略 ・・・・ 李  在昶 (179)

資料紹介

削除版『潤一郎訳源氏物語』とその時代

  ─谷崎潤一郎書簡(富山市立図書館山田孝雄文庫所蔵)一三通を読む

   ・・・・・ 西野 厚志 (194)

研究動向

平林たい子………………………… 小林美恵子 (206)  

筒井康隆…………………………… 松山哲士 (210)

大江健三郎…………………………… 高橋由貴 (214)  

村田沙耶香………………………… 魏  晨 (218)

経済小説……………………………… 友添太貴 (222)

研究展望

泉名月氏旧蔵資料と鏡花文学の昭

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