アジア共生の課題と展望

アジア共生の課題と展望

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出版社
芦書房
著者名
熊谷嘉隆
価格
1,980円(本体1,800円+税)
発行年月
2024年2月
判型
四六判
ISBN
9784755613302

ウクライナ紛争しかり。昨今の世界における「分断」の事例に枚挙の暇はないが、RCEP(地域的な包括的経済連携)協定の締結が示すように、広域あるいは多国間における連携・協力の動きが止んでしまったわけでもない。では果たしてアジアが「共同体」など共生に向かいつつあるかといえば、地域情勢は緊迫化の一途をたどりつつある。「アジア共同体」をめぐる議論もほぼなりを潜めてしまったが、なればこそ、本書ではアジアの諸相への知見を深めたい。

第1章 ロシア・ウクライナ紛争の政治的基盤
第2章 中世の海域アジアと日本―「開かれたアジア」へのヒント
第3章 LGBTの中の多様性―保守派のLGBTはどう考えているか
第4章 台湾の婚姻平等(婚姻平権)への歩み
第5章 香港の戦没者追悼式と「日本」
第6章 タイにおける深刻な分極化―不安定性、暴力、民主主義の後退
第7章 日本の低出生率
第8章 「不備」か「不適合」か―ASEANにおける経済紛争での解決制度の変容
第9章 アジア諸国との友好・信頼関係構築に向けて―民間交流と多文化共生
第10章 アジアに暮らす―「北支日本小学校長会議」にみる戦前の海外子女教育
第11章 秋田から見たアジアのカトリック教会―日本、フィリピン

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