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曹洞宗には二人の祖師がいる。
一人は道元禅師(1200~1253)であり、越前(福井県)に吉祥山永平寺を開いた。
いま一人が瑩山紹瑾禅師(1264~1325)である。
瑩山禅師は道元禅師から数えて四代目の祖師であり、能登(石川県)に洞谷山永光寺や諸嶽山總持寺を開いた。
總持寺は明治時代に神奈川県横浜市に移転して現在に至る。
永平寺と總持寺は、曹洞宗の両大本山である。
道元禅師は宗旨の祖、瑩山禅師は教団の祖とされる。
曹洞宗寺院は全国に約1万4000カ寺を数えるが、そのような大教団に発展する礎を築いたのが瑩山禅師であった。
曹洞宗では仏教の祖・釈迦牟尼仏(釈尊)を中央に配し、
道元禅師を高祖と称して向かって右に祀り、
瑩山禅師を太祖と称して向かって左に祀り、
「一仏両祖」として信仰の対象に仰いでいる。
本特集は、瑩山禅師の教えに触れながら、その生涯の足跡を訪ねるものである。
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