里見岸雄の思想

里見岸雄の思想

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出版社
晃洋書房
著者名
林尚之
価格
4,950円(本体4,500円+税)
発行年月
2024年3月
判型
A5
ISBN
9784771037991

瓦解する「近代」,その彼方へ
    ――「加速主義」的革命思想の一系譜

「大東亜戦争」を「最終戦争」の序曲とみて,「近代」の危機に応答しようとした国体論者・里見岸雄.その思考は,資本主義の終わりと人類の救済へと向かった.

里見岸雄は,田中智学の日本国体学を発展させ,石原莞爾に多大な影響を与えた人物である.それにもかかわらず,里見の思想は戦後のアカデミアでは注目されてこなかった.本書は,国体・憲法・メシアニズムに着目し,その思想を掘り起こす試みである.

社会主義を摂取した国体主義者か,はたまた国体を奪取した革命主義者か.右翼/左翼の枠を超えた里見の思想の核心に迫る.

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