特集:北斎 冨嶽三十六景 全図総覧
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この度、2024年7月から使用される新千円札の裏面に、葛飾北斎の代表作である浮世絵版画連作「冨嶽三十六景」から《神奈川沖浪裏》が採用されました。本特集ではこの機会に「冨嶽三十六景」全46図と、さらに北斎が「富士」を描いた傑作を中心に取り上げ、その魅力に迫ります。
代表作である「冨嶽三十六景」全46図を1図1頁で紹介する第1章では、作品の解説とともに、可能な限り、初期の摺りと摺り違い、類似作例を並べて掲載しました。
第2章では「冨嶽三十六景」に続いて8年がかりで出版された絵本『富嶽百景』から代表的な作品を抜粋して掲載。第3章では70年に及ぶ画業を主たる画号で6つに分け、それぞれの時期に制作した「富士山」の作品を紹介しました。
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