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私たちは知らず知らずのうちに,思いこみにとらわれることがあります。「自分はそんなことない!」と思うかもしれませんが,心理学によると,人間の記憶や判断などの「認知」は,先入観などから大きな影響を受けているといいます。
記憶や判断の偏りを「認知バイアス」といいます。いわば,“考え方のくせ”ともいえる認知バイアスは,だれの心にもひそんでいます。たとえば,自分とはちがう考えの人を「変わった人だ」と思ったことはありませんか? また,行列を見ると並んでみたくなったり,まわりに合わせて意見を変えたり,オーガニック食品が健康によさそうだと感じたりするのも,認知バイアスによるものと考えられるのです。
認知バイアスは,すばやい判断や心の安定などに必要な場合もあります。しかし,極端な偏りは合理的な判断をさまたげ,差別や偏見につながることもあるといいます。
この本では,日常的におこりがちな認知バイアスを,身近な事例やわかりやすい図を用いてやさしく紹介していきます。認知バイアスを理解して,客観的で合理的な判断力を手に入れましょう。
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