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観察・識別・撮影がすべてわかる,小さなアリの世界を楽しもう!
最も身近な昆虫であるアリを約80種,話題の外来アリを含めて掲載。小さくてなかなか観察できないアリでも,迫力ある生態写真と識別点を明示した標本写真で見分けられる。一覧形式で見やすい検索表のほか,第2版では季節や環境,生態を考慮したアリの探し方や,機材選びから解説する本格的なアリの撮影法を新たに収録。
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【本書の特長】
・ アリハンドブック増補改訂版の第2版。記述部分の見直しだけでなく,生態写真は50点以上を差替えています。前回の増補改訂に比べて,より多くの写真差替えとなりました(標本写真も15点差替え)。前付パートはレイアウトを見直し,文字サイズを上げて可読性を高めました。
・ 新しい追加種は普通種からイガウロコアリとヒラタウロコアリの2種,外来アリからはIUCNで侵略的外来種に指定されているツヤオオズアリとアシナガキアリ,環境省が特定外来生物に指定しているハヤシトゲフシアリの3種を加えています。
・ 第2版の大きな改訂ポイントは「アリを探そう」「アリを撮影する」の2つで,各10ページを割いた大きなコンテンツとなります。
「アリを探そう」― 現行版では手薄だったアリの探し方をより詳しく紹介しています。植物(花,蜜,樹木,アブラムシなど)/行列/羽アリ(結婚飛行)/巣などの構造物といった具体的なキーワード別に,どんなアリが観察できるのか,どんな行動をしているのかを豊富な生態写真と共に解説しています。民家の庭でも10種以上のアリは見られますが見どころを具体的に挙げているので,いろいろな種類のアリを見たいと思う読者のニーズに応えられるコンテンツです。
「アリを撮影しよう」― 数々の写真コンテスト(「日本の自然」写真コンテスト[主催:全日本写真連盟])で入賞経験のある久保田氏が,機材選びからていねいにアリの撮影法を解説します。小さくて動き回るアリの撮影は容易ではありませんが,近年主流となっているミラーレス機を活用し,いつ,どのような状況で撮影されたかの詳しい解説と,実際に撮影された迫力ある作例(各種撮影情報あり)と共に,久保田氏のノウハウがふんだんに盛り込まれたページになっています。
【目次】
アリの形態 /アリの生活 /アリを探そう/採集の方法/飼育の方法/標本の作り方 /本書の使い方 /アリの亜科の検索
ノコギリハリアリ亜科/カギバラアリ亜科 /ハリアリ亜科/サスライアリ亜科/ムカシアリ亜科/クシフタフシアリ亜科 /フタフシアリ亜科 /カタアリ亜科 /ヤマアリ亜科 /侵略的外来アリ/アリ簡易検索表/アリを撮影する
●コラムー アリの寿命/植物園のアリ /家屋のアリ /好蟻性動物 /アリとシロアリ /用語解説/和名索引/あとがき・参考文献
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