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長年、遠藤周作を研究してきた山根道公による作家・作品探究、全3巻完結!
遠藤周作がいかに聖書を読み込んだのか、どのようにキリスト教を日本に根付かせようとしたのか、吉満義彦や井上洋治といった人々が彼に与えた影響等を考察。遠藤が幾度も経験した病気や闘病生活での体験が『沈黙』をはじめとする彼の作品にどのように反映されているかも吟味する。遠藤作品の理解を深めたい方におすすめの一冊。
【目次】
第1部 遠藤文学とキリスト教
第1章 遠藤周作の文学とキリスト教をつなぐもの──聖なる世界と最もイヤな自分
第2章 遠藤周作における聖書と文学──魂の問題
第3章 遠藤周作の人生と文学におけるイエス像──ケアする永遠の同伴者
第4章 遠藤周作における文学と異文化体験
第2部 キリスト教の受容と発信
第5章 遠藤周作における吉満義彦体験
第6章 遠藤周作におけるカトリシズムの受容と発信──吉満義彦と井上洋治の影響に触れて
第7章 日本人の心に福音の喜びを届ける──遠藤周作と井上洋治の試み
第8章 遠藤周作と井上洋治 二十一世紀への遺言
第9章 芥川龍之介・遠藤周作、そして長崎──世界文学におけるキリシタン文学
第3部 後期作品におけるキリスト教的テーマの深化
第10章 『沈黙』における歴史的素材の再構成
第11章 『沈黙』におけるイデオロギーと魂の問題
第12章 『イエスの生涯』におけるイエスとユダ──武田泰淳の影響に触れて
第13章 「影に対して」 秘められた人生の真実
第14章 『侍』と東北キリシタン──殉教・聖徒の交わり・人生の次元
第15章 『侍』と『スキャンダル』の間──その変容を明かす日記
第16章 『スキャンダル』の原題「老いの祈り」の意味するもの
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