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学生が企業・組織に入り込んで事業を展開
2020年4月、日本最大規模の総合女子大学である武庫川女子大学(西宮市)は、女子大では唯一となる「経営学部」を開設した(当時)。コロナ禍によって苦渋のスタートとなったが、学部の努力と奮闘が実り、必修科目である「実践学習」がテイクオフした。本書で紹介する「実践学習」の主役はもちろん学生であるが、実践先となる企業などの外部組織との連携や授業運営をサポートする「実践学習センター」のスタッフ、そして授業を見守り、学生を評価する教員とともに取り組まれている。
創設から約4年、学生たちとつくり上げてきた「実践学習」とは何か。学生たちは何をどのように学んでいるのか。社会人になる前に何を得、そのためにどのような工夫をしているのだろうか。これらの問いに答えたのは「実践学習」の現場に携わるスタッフや学生である。そう、本書は「学び場のノンフィクション」である。実践先となった企業の担当者だけでなく、大学内外の教育関係者や父母、さらに女子大生のことを詳しく知りたいという読者に読んでいただきたい。
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