冒険小説論

創元推理文庫

冒険小説論

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出版社
東京創元社
著者名
北上次郎
価格
1,650円(本体1,500円+税)
発行年月
2024年2月
判型
文庫
ISBN
9784488488116

『宝島』から『水滸伝』、『南総里見八犬伝』へ――
この百年の文学史に「冒険小説」を刻む不朽の名著
第47回日本推理作家協会賞受賞作

スティーヴンスン『宝島』から始まり『水滸伝』を経由して滝沢馬琴『南総里見八犬伝』、そして戦後――英雄なき時代の先に繚乱する冒険小説のオデッセイアへ。洋の東西さえ越えて、著者は膨大な小説と文献を文字通り縦横無尽に渉猟する。ただ一心に、面白い小説を追い求めて。百年の文学史のなかで切り開かれた豊饒なる小説世界、その山嶺を闊達な筆致で踏破する一大評論。大衆文学研究に里程標を刻み、第四十七回日本推理作家協会賞を受賞した名著。この一冊をして、文学史に「冒険小説」は永遠に刻まれる。

■目次


近代ヒーローの誕生
ドイルと騎士道小説
大観光時代
荒野に立つヒーロー
ハックルベリーの旅
西部辺境の男たち
十九世紀イギリス補遺
芥溜(ごみため)のパリ
デュマの剣豪小説
科学の冒険
愛国主義者ルパン
『紅はこべ』と『スカラムーシュ』
騎士道の消滅
スパイ・ヒーロー、登場
不安と疑惑の時代
クリスティーの冒険
ジョン・カーターとターザン
無人島の少年たち
海の男ホーンブロワー
マクリーンの戦後
イギリス海洋小説補遺
不信のヒーロー
フランスのスパイ活劇
ジョバンニと暗黒小説
スピレインの亡霊
自警団ヒーロー、ボラン
スペンサーの饒舌
悪党パーカーの栄光
ライアルの場合
七〇年代の壁
現代の秘境
キャリスンとカイル
ヒギンズの陥穽
工作員の冒険
謀略小説の時代
ラドラムとカッスラー
フランシスの復活

『水滸伝』の世界
ふたつの『水滸伝』

『南総里見八犬伝』の世界
政治小説の時代
黒岩涙香の翻案小説
巖谷小波の少年小説
武侠の冒険
立川文庫と講談
「新講談」の時代
「少年倶楽部」の時代
高垣眸の海
密林のヒーロー
軍事冒険小説の行方
日本伝奇小説の系譜
国枝史郎と講談
伝奇小説の黄金時代
昭和十年代の壁
『宮本武蔵』への道
『赤い影法師』の衝撃
講談『柳生武芸帳』
風太郎忍法帖におけるロマネスク
伝奇小説の伝統
隆慶一郎が残したもの
ヒーローの善意
机龍之助の皮肉
丹下左膳の場合
長谷川伸と流れ者ヒーロー
眠狂四郎の剣
海のロマン
大藪春彦の意味
八〇年代のオデッセイア
夢枕獏の彼方

あとがき
文庫本のためのあとがき
解説=霜月 蒼
書名・作品名索引
人名索引

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