マーガレット・フラー

マーガレット・フラー

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出版社
国書刊行会
著者名
メーガン・マーシャル , 伊藤淑子
価格
4,950円(本体4,500円+税)
発行年月
2024年2月
判型
A5
ISBN
9784336074584

ピューリッツア賞受賞!
19世紀に女性の新しい生き方を示した、マーガレット・フラー伝。

40年の生涯が、日記や手紙や著作に記されたマーガレット自身の言葉を丹念に紡いで活き活きと現代に蘇る。幼いマーガレットの早熟な知性、誇り、喜び、孤独、悲しみが描きだされ、思春期の恋や戸惑いが浮き彫りに。

女性の社会進出の道が閉ざされていることへの苛立ちは、新しい生き方を求めるマーガレットの原動力となった。
超絶主義の思潮に鍛えられたマーガレットは、理想の社会の出現を期待し、『19世紀の女性』でアメリカのフェミニズムの言説を切り拓き、『ニューヨーク・トリビューン』紙の記者となり、初の女性海外特派員としてヨーロッパに向かう。

マーガレットはつねに時代の先を生きた。イタリアでローマ共和国の一時的な成立を目撃したあと、アメリカに帰国する途上で、ニューヨークを目前にしながら嵐に遭遇し、海に消えたマーガレットの未完の人生に、著者は命を吹きこむ。マーガレットの勇気、決断、信念は、時代を超えて、みずからの人生を切り拓く意味を力強く訴える。

【目次】
日本語版に寄せて 
プロローグ 
Ⅰ 子ども時代 
1 三通の手紙 
2 エレン・キルショー 
3 作文「できると信じる者ができる」 
4 マリアナ 
Ⅱ ケンブリッジ 
5 若き女性の友人たち 
6 親和力 
Ⅲ グロトンとプロヴィデンス 
7 「私の心にふさわしい家はない」 
8 「生きかえって」 
9 「私の意見を試して」
Ⅳ コンコード、ボストン、ジャマイカ・プレイン 
10 「私たちは何をするために生まれたのか」
11 「トランセンデンタリズムの信条」 
12 コミュニティと協定 
13 「もっとも新しい新世界」 
Ⅴ ニューヨーク 
14 「太陽を浴びて人生の最高点に」
15 「毎日〓紙の翼で飛んで」
16 「私自身の秘密と同じ、人間の秘密」 
Ⅵ ヨーロッパ 
17 ベンローモンドで迷子になって 
18 「私の精神のなかで大きくなるローマ」 
19 「私という存在からすべて誕生した存在」 
Ⅶ アメリカに向かって 
20 「より完全に、より真実に、生きた」
21 「幸運な風は吹かない」 
エピローグ 「親愛なる嵐のあとに」 
謝辞 
訳者あとがき 
原注 
索引

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