雨蛙

雨蛙

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出版社
ふらんす堂
著者名
鈴木すぐる
価格
2,860円(本体2,600円+税)
発行年月
2024年1月
判型
四六判
ISBN
9784781416298

◆第三句集

あけぼのや声を揃へて雨蛙



仲間と何度も吟行の旅をし、有馬朗人・深見けん二師の許で俳句を続けられたことは、二人の師を失った今はなお更、この上のない幸せな時期であったと思える。

(あとがき)



◆自選十句

入口に風の集まる風鈴屋

眼裏の痛くなるほど曼珠沙華

胸元の光をたぐり鴨泳ぐ

垂れこめる雲押し上げて雨蛙

影引いて山茶花のよく散る日かな

隠しやうなき風邪声を労はらる

たましひの動きはじめし蝌蚪の紐

みちのくの落ちて来さうな星月夜

雲白し空が青しとラムネ呑む

麻酔薬おぼろへ沈む手術台

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