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本書は、半世紀にわたって政治家・研究者として中国と深く関わってきた現役外交官でもあるラッド氏が、習近平・中国のイデオロギー的・政治的世界観を徹底分析し、今後米中両国がどのような関係を築くべきか具体的に提言する書である。冷戦終結から30年、ウクライナ戦争、そしてパレスチナ問題が火を噴き、また2024年秋の米大統領選挙の結果次第で世界情勢はさらに混迷するだろう。習近平の野心は国内から世界へと拡がりつつあり、また米国も、ステレオタイプに囚われ中国を正しく理解することができていないなか、米中対立は激しさを増しており、このままでは2030年頃には武力衝突が避けられないとラッド氏は警告する。これは両国に大きなダメージを与えるだけでなく、多くの国や地域を巻き込む世界規模での戦争になる恐れがあることから、ラッド氏は、まずは習近平の世界観を読み解き、そのうえで戦を争回避しよりよい世界秩序を築くための具体的解決策を提示する。中国による台湾侵攻も、米中戦争のきっかけとなりうるとラッド氏は警鐘を鳴らす。日本にとっても多くの示唆を与える貴重な作品である。
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