アメリカは自己啓発本でできている

アメリカは自己啓発本でできている

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出版社
平凡社
著者名
尾崎俊介
価格
3,080円(本体2,800円+税)
発行年月
2024年2月
判型
四六判
ISBN
9784582839494

「なまじの利口にゃわからない。さりとて阿呆では読み取れない。知の遊園地のような本です。」
――糸井重里さん推薦!!

アメリカンドリーム、スピリチュアル、宗教的熱狂、超健康志向、ポジティブ思考……。
建国の父フランクリン『自伝』からはじまる自己啓発本のベストセラーから見えるアメリカ。

■おもな内容
1. 自己啓発思想の誕生
厳格なカルヴァン主義ピューリタニズムの縛り/天国=現世において抱く幸福感/自己啓発本の王道「努力して成功する」
フランクリン『フランクリン自伝』、カーネギー『カーネギー自伝』、コヴィー『完訳7つの習慣』ほか

2. 引き寄せ系自己啓発本の誕生
「宇宙」エネルギーの登場/資本主義の欲望は「神の意志」/ 自分を変えれば世界が変わる「インサイド・アウト」
アレン『「原因」と「結果」の法則』、アトキンソン『引き寄せの法則』ほか

3. ポジティブであること
牧師によるポジティブ・シンキングの福音/「ポジティブ= 個人の結果責任」への転化/それでも人は、楽天的な方がいい?
ピール『積極的考え方の力』、ジョンソン『チーズはどこへ消えた?』ほか

4.「お金持ちになろう!」アメリカの成功哲学
「金持ち指南」の自己啓発本/アメリカ流現実主義「セールスマンになれ!」/この世のすべては「売り物」である
コンウェル『ダイヤモンドを探せ』、オグ・マンディーノ『世界最強の商人』ほか

5. 年長者が人生を説く父から息子への手紙
18世紀イギリス貴族の父から息子への手紙/なぜ父は息子・娘に手紙を書くのか
ウォード『ビジネスマンの父より息子への30通の手紙』ほか

6. 日めくり式自己啓発本
ウーマン・リブ時代の日めくり式自己啓発本/シンプルな豊かさを求める
フランクリン『プーア・リチャードの暦』、ガーウェイン『マインド・カレンダー』ほか

7. スポーツ界の自己啓発本
立身出世からダイエットへの転換/ジョギング・ワークアウトの登場/ビジネス・コーチング系自己啓発本の登場
ジェーン・フォンダ『ジェーン・フォンダのワークアウト』、ガルウェイ『インナーゲーム』、ほか

8. 自己啓発本界のトホホな面々

コラム
日本版 父から息子への手紙『君たちはどう生きるか』
日本の日めくり式自己啓発本の傑作『日めくり まいにち、修造!』
日本のサッカー/野球系自己啓発本 ほか

付:年表〈アメリカ・日本の自己啓発本〉

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