新居格随筆集 散歩者の言葉

新居格随筆集 散歩者の言葉

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出版社
虹霓社
著者名
新居格 , 荻原魚雷
価格
2,200円(本体2,000円+税)
発行年月
2023年12月
判型
B6変
ISBN
9784990925260

戦後初の杉並区長として知られる新居格

随筆家としての名文を荻原魚雷が厳選



戦後初の杉並区長として知られる新居格(にい いたる)。著作リストが作れないほど多くの随筆や評論、批評を遺したものの、代表作と呼ばれるような作品もなく、『杉並区長日記』(弊社刊)と翻訳書(パール・バック『大地』等)を除いて新刊で読める本はない。

アナキストを自称し、議論を嫌い、知識人や文化人と呼ばれることを恥じ、戦時中も市井の人々や日々の生活を大切に生きた新居。そんな新居と同じく、散歩と読書をこよなく愛する高円寺の文筆家・荻原魚雷が、時に弱音や愚痴をこぼす彼の随筆を厳選、今の時代に蘇らせる。42の随筆と1つの詩を収めた名随筆集が誕生。

【本文表記:新漢字、旧かなづかい】



「注文に応じて書いてきたような短文は後世に残りにくい…没後もずっと読み継がれるような作家なんて、文学史の中でも一握りしかいない。だけど、一握りからこぼれた作家にも素晴らしい文章を書く人はいる。新居格もそのひとりであろう。」

(荻原魚雷・編者解説「高円寺の新居格」より)

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