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古墳はまぎれもなく墓であり、そこには被葬者の性格や社会関係だけでなく、生きている側の意図や主体性が介在する。本書は、実際に埋葬をおこなう生者の側に焦点を当て、「埋葬行為」と「社会的記憶」の2つの概念から古墳時代後・終末期の埋葬施設を検討することで、古墳時代の終焉とその社会変化に接近するものである。常総地域における箱式石棺の埋葬行為や、東日本における横穴式石室の利用期間や人骨出土状況の検討を中心に、6・7世紀における「祖先」や過去の死者への多様な行動の実態を明らかにする。
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