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周縁にとって、近代とは、発展とは何だったのか? 本国は周縁を使い捨てにし、そこで核実験や放射性廃棄物の投棄を行う。それを可能にした力の装置は、ヨーロッパとポリネシアが出会ってから現在に至るまで働いている。そして世界の至るところで、核開発の罠は張り巡らされている。ベンヤミン、アーレント、ヴェイユ、レヴィ=ストロースらと、現地で日常を生きる人々の思想を辿りながら、パリから遠く離れた海外領土の東ポリネシアで、核実験を可能にした入れ子状の権力の仕掛けを、そして人々の気づきを、圧巻のスケールで描き出す民族誌。
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