30年以上にわたり読み継がれてきた唯一無二の実務書、10年ぶりの全面改訂!
◆1992年の初版発行以降、数次にわたり改訂を重ねてきた任意売却の実務に関する定本の最新版!
◆法による定めはなく管理回収業務の基礎的手続と話合いに基づいて進められる任意売却の実務について詳しく解説!
◆課税庁によって行われる無益な差押えの問題に関する章と民事執行法改正・債権法改正に関する章を新たに追加!
◆金融機関の債権回収・審査・融資部門の各担当者および弁護士、司法書士、サービサーにとって待望の改訂版、満を持してついに刊行!!
【主要目次】
第1章 担保権と任意売却の役割
第2章 任意売却に関する契約条項とその検討
第3章 抵当不動産の任意売却
・抵当不動産の任意売却とは/任意売却と担保不動産競売の手続の対比/任意売却の要件/任意売却の利点と欠点/任意売却と金融機関の立場/売却価格と売却代金の配分の考え方/逆順位比例配分法について/売却の期限
第4章 抵当不動産の任意売却の実務
・任意売却遂行上の留意点/任意売却の手続を主導する者/任意売却の取引/売却価格の検討/売却代金の配分方法/バブル経済崩壊後の不動産担保処分
第5章 無益な差押えに係る裁判例の考察
第6章 任意売却による回収と法律問題
・共同抵当物件の一部の任意売却に伴う諸問題/担保保存義務の問題/法定地上権の問題/占有者の問題/詐害行為の問題/売主の担保責任/譲渡所得税の対策/会社分割による事業再生と担保権の処分
第7章 法的整理と任意売却
・破産/特別清算/民事再生/会社更生
第8章 不動産以外の担保物件の任意売却
第9章 任意売却による回収と債権管理
・民法改正の趣旨・内容/消滅時効の改正/保証債務を除く多数当事者の債務に関する改正/保証に関する改正/債権譲渡に関する改正(新466条~469条関係)/債務引受に関しての改正/詐害行為取消権に関しての改正/弁済に関する改正(第三者弁済)/弁済による代位に関する改正/相殺に関する改正(新505条~512条の2関係)/担保保存義務に関する改正/売主の担保責任に関する改正/民事執行法改正
第10章 ケース・スタディ
・利害関係人が多い場合の任意売却/任意売却と価格の妥当性/居宅の任意売却と移転費用/任意売却と公租公課/法定地上権と配分/共同担保物件の逐次全部売却/共同担保物件の一部任意売却/任意売却と詐害行為取消権/任意売却と損失補償金/任意売却と任意売却成立に対する貢献/任意売却と破産財団への配分/工場内動産の任意売却/民事介入暴力と売却代金の配分/会社分割による事業再生と金融支援額の調整/DES・DDSを含む再生計画案の検討/温泉旅館の任意売却と事業清算費用の支払/貸駐車場の任意売却と事業継続を前提とした相続税等の支払/競売での債権者間の合意による配当/任意売却と無益な差押え/無益な差押えにおける滞納税全額請求の問題
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