観相同心早瀬菊之丞 毒の契り

徳間文庫 徳間時代小説文庫

観相同心早瀬菊之丞 毒の契り

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出版社
徳間書店
著者名
早見俊
価格
979円(本体890円+税)
発行年月
2024年2月
判型
文庫
ISBN
9784198949181

江戸のシャーロック・ホームズ、
同心菊之丞が江戸を駆ける!
好評書下し事件帳シリーズ第四弾!


俺の役目は
あんたらの殺しを暴くことさ――

黙って座ればぴたりと当たる、
菊之丞の見立てが事件の鍵を解く!


南町奉行所定町廻り同心、早瀬菊之丞。相撲取りのような巨体に
歌舞伎の悪役のような面倒はおよそ同心には見えぬ。
だが実は、上方で観相の大家・水野南北に師事した観相の名人。
観相のみならず、骨相で相手の関節を外したり急所を一撃する技も持っている。

神田白壁町の呉服屋、近江屋の主・藤次郎は、女中奉公をしていたお清と
深い仲になった。
感づいた女房のお房は婿養子である藤次郎を折にふれ責め立て、
ついには給金を半分にすると言い出した。
ある日、お房が用意した夕餉の味噌汁を一口飲んだ藤次郎が苦しみ出した。
彼女が毒を盛ったのか?
相棒の岡っ引「はげ寅」こと薬研の寅蔵とともに駆けつけた
菊之丞は、お房に悪意の相が表れていないと見立て……。


第一話 ひょっとこ殺し
第二話 毒の契り
第三話 一炊(いっすい)の捕物
第四話 無礼討ち騒動

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