よく使われている「集権体制」あるいは「中華帝国」〓〓こうした言葉に我々は、上から下まで完全に統制された社会像をイメージする。しかし中国社会の状況は必ずしもそうではない。基層すなわち末端のコミュニティに暮らす人々にとって、多くの場合、国家は象徴的な存在に過ぎず、彼らの実際の生活は、郷、鎮や村といった基層社会の独自の民間規範/制度のもとで暮らしているのだ。その特徴は、数千年の古代以来変わらない。徴「税」の実態、団体紛争、幹部の人事変更及び村民の上訴事件等々……実際の事例に基づいた政治社会学的分析で、中国基層社会の政治経済構造に迫った名著が日本語に!
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