持続可能な社会と人の暮らし

持続可能な社会と人の暮らし

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出版社
建帛社
著者名
持続可能な生活研究会
価格
2,310円(本体2,100円+税)
発行年月
2024年2月
判型
A5
ISBN
9784767965222

本書は、第25期日本学術会議健康・生活科学委員会家政学分科会の全11名の委員で構成する「持続可能な生活研究会」の編による。
研究会以外にも多彩な分野の第一線の研究者が執筆に加わり、総勢19名がさまざまな論を展開している。

家政学は、総合的な視点で人間の生活の全体を捉え、それらを科学に基づいて探求し、人間がよりよく生きるための実践を行う専門分野であり、家政学分科会ではその専門性に基づいて、個人、家族・家庭生活やコミュニティのウェルビイーングを向上させることが社会の持続可能性を高めるという認識のもとで活動を展開してきた。

本書は、健康で豊かな生活のために必要な基礎的な知識を再確認し、持続可能な生活を実現する上での課題や対応について考えることができる内容構成としている。高等教育機関の教養・共通科目として「生活」や、生活・家政系学部(学科)で学ぶ人にとっての教科書として最適の一冊であるとともに、社会人、子育て世代の人、高齢者など各ライフステージの人、さらにはそれらの生活者を支える専門家の人たちに、是非手にとっていただきたい。

まず、第1章では、持続可能な社会の構築という地球規模での動きを確認した上で、生活者の立場から持続可能な社会の実現に向けてどのような課題があるかを検討する。第2章では、生涯発達という視点で人生を捉え、各ライフステージの課題を明らかにし、主体的な人生設計の在り方について確認する。第3章では、健康を支える重要な要素の一つとして身体活動を取り上げ、第4章では生活の中に潜むリスクとそのマネジメントについて述べる。第5~10章では、生活する上で不可欠な、生態系サービスや人間関係、時間、情報、金銭(経済)などさまざまな生活資源の視点から生活について考える。第11~13章では、実際の生活場面である衣食住の視点から、望ましい生活のあり方について提示する。

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