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季節の移るなか、自然の動きもまた移っていく。そうした移りゆく様相、折々の思いを詠んだものが百句となった。そこには、「俳句」「写真」「エッセイ」を一つの像として表現する意図があった。果たして、その意図は、どれだけ快調度を拡げることができただろうか。俳号は一鷹。
俳句の表現と関連した写真、エッセイによる構成のなかには、情景にとどまらず、その時の思いを織り込んだ描写もある。詠んだ俳句は、国内だけでなく、中国(敦煌、東北地域)、タイ(バンコク)で、旅の記録という一つの作法である。
かつて、中学時代に芭蕉祭特選として受賞したことが、俳句への関心を一挙に高めた。いま懐かしく思い出すことができる。
昨年夏の猛暑は異常続きであったが、さまざまの場所、場面で大きな影響を与えた。猛暑に正面から向かったのは、海からの風、松林を越えて吹いてきた涼風は、実に快いひととき。寄せてくる涼風の快適さに、ほっとした気持ちの高まりがあったのは確かだ。
やがて春の気配がしだいに広まってくる。松原を越えて吹いてくる海からの風を受け止めよう。小著がさわやかな季節の風となって、遠く近く吹き寄せてくることを願うところである。
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