化合物命名法は,IUPAC(国際純正・応用化学連合)の勧告に原則として則るのが国際的なルールである.だが命名法はその性質上,膨大で無味乾燥になりがちであり,初学者が全体像をつかむことは難しい.
本書は,日本化学会 命名法専門委員会の委員長を長く務めている著者が中心となり,最新のIUPAC命名法の要点と注意点をわかりやすくコンパクトに解説.問題も多数掲載しており,理解を深めることができる.
無機化学命名法は2005年に,有機化学命名法は2013年にそれぞれ大改訂がなされ,特に有機では化合物のIUPAC名のつけ方が大きく変更されるなどの変化があった.本書は,それら最新のIUPAC命名法の最適な入門書である.
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