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新作を待つアートコレクターが多数!
寡作な画家・佐藤誠高が
精密すぎる鉛筆画と大胆な絵具使いで
追求する「美」とは?
美人画の目を覆い、花びらを塗り潰すーー
一部に熱狂的なファンをもつ、アーティスト佐藤誠高。彼がモチーフとするのは、実在の人物や花などです。
彼はパネルに向き合うと、まず、写真と見間違えるほどの精密さでモチーフを鉛筆の線のみで模写していきます。パネルいっぱいのサイズに描き上げた鉛筆画が完成すると、自分で描いた「物を語りすぎる目」や「美しさを誇張しすぎる花弁」を色鮮やかな多色使いのアクリル絵具で大胆に塗りつぶすのです。一般的に人々がもっとも美しいと目を奪われる部位をあえて絵具で覆い隠すことで、モチーフ自体がもつ本来の美しさを表現しています。
ストイックすぎるまでに制作活動に勤しむ佐藤ですが、その作風ゆえに制作点数も少なく、多くのコレクターが新作を待つ寡作の画家です。個展など作品を発表する機会も少なく、今回の作品集は、佐藤の作品がまとめて見られる貴重な1冊となっています。72点の絵画、立体作品の写真のほか、気鋭の美術批評家・山本浩貴(中公新書「現代美術史」ほか)による論考原稿を収録し、彼の描く「美」とは何かを読み解く一冊となっています。
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