1~2日で出荷、新刊の場合、発売日以降のお届けになります
歌舞伎役者が命を懸けて守りたかったもの。
公演中に毒殺された歌舞伎の女形――驚愕の事情と意外な下手人!
女形の歌舞伎役者・二代目瀬川路京は人気低迷に足掻いていた。
天に授けられた舞の拍子「神の音」が聞こえなくなっていたのだ。
路京は座元と帳元の強い勧めもあり、現状打破のため、因縁の演目を打つことに。
師匠の初代路京が舞台上で殺され、さらに瀬川家が散り散りになったきっかけの「母子月」だ。
子役として自分も出演した因縁の公演を前にして、初代殺しを疑われた者たちが集まってくる。
真の下手人は誰なのか?
初代はなぜ殺されてしまったのか?
終幕に明かされる真相に涙を流さずにはいられない、感動の時代小説。
【編集担当からのおすすめ情報】
『恩送り』で第一回警察小説新人賞を受賞した際、満場一致、全選考委員が激賞しただけあって、筆力は折り紙付きの著者です。本作は歌舞伎の世界に浸かれるのはもちろんですが、江戸情緒も余すことなく描き込まれています。最高の読みどころは、主人公を陰ひなたで見守る、女形歌舞伎役者である初代瀬川路京の息子の心の機微。本当に俊逸です。
よく利用するジャンルを設定できます。
「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。