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40年前の夏、ぼくは彼女と出会った。友達の結婚式の二次会で隣に座った彼女は聡明で、ぼくは機知にとんだ彼女の話術の虜になった。ぼくの名は福岡渉、医学部の4年生。彼女の名は石井真理子、1年目の研修医だった。有頂天のぼくは彼女の薬指に婚約指輪のダイヤが輝いているのに気づき、凍りついた。彼女は言った。「ときめきのない道中なんです」……。
その日から188日間つづいた二人の物語。最初の手紙はぼくが書き、ぼくはマリコから35通の手紙を受け取った。40年の歳月を生き残ったマリコの肌のぬくもりと鼓動が伝わる手紙をともしびにして、ぼくは小説を書きはじめた……。
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