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徳島に全国から高血圧症に悩む患者さんが訪れるクリニックがあります。その坂東ハートクリニックでは管理栄養士による食事相談をはじめ、運動療法を含めた生活習慣を調整する診療で、降圧剤を減薬あるいは中止する患者さんが続出しています。
巷には、「こうすれば簡単に血圧が下がる」といった本や情報が溢れています。しかし、坂東ハートクリニックの院長である著者は「高血圧診療の本当の目的は、単に血圧を下げることではなく、高血圧の合併症としての新たな病気を発生させないこと」だと語ります。
本書では、民間療法による高血圧対策がなぜ不十分かを説明します。また、医師のきちんとした診察を受けなければ見逃す危険性のある9つの合併症を具体例とともに紹介し、それら合併症を避けるためにはどのように血圧そして治療と向き合えばよいのかを解説します。
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