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金素雲『朝鮮詩集』は、その美しい翻訳により、近代朝鮮文学の重要性を植民地宗主国の文壇に知らしめた。後に金時鐘は、その美文調の向こうに訳されるべき詩ごころを追求し『再訳』を試みる。気鋭の研究者が、原詩と二つの翻訳を子細に見比べ浮かび上がらせる、対峙する二者の共通する模索。
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