美術フォーラム21 第48号

特集:東アジア文人画の「近代」

美術フォーラム21

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出版社
きょうと視覚文化振興財団
著者名
美術フォーラム21
価格
2,530円(本体2,300円+税)
発行年月
2023年12月
判型
A4
ISBN
9784925185783

特集 東アジア文人画の「近代」(河野道房編集)

Ⅰ 文人・文人画とは何か
 1 『列朝詩集小傳』に見られる「文人」の諸相(大平桂一)
 2 文人画の造形と鑑賞―筆致・点景・空間を中心に(竹浪遠)
 3 文人画家としての蘇軾と、後世における彼の文人画思想への誤解
  (衣若芬/前田佳那訳)

Ⅱ 東アジアでの広がり
 4 十四世紀の日本人画僧と文人文化(森道彦)
 5 一韓抄の絵画観(宇佐美文理)
 6 彭城百川の画業における俳諧の意義(筒井忠仁)
 7 高麗時代から朝鮮初期までの文人画―墨竹を中心に―(朴株顯)

Ⅲ 近代の諸相
 8 《亦復一楽帖》をめぐる或る茶会―大正文人たちの幕末への追想
  (竹嶋康平)
 9 長尾雨山と内藤湖南の中国書画観―林平造(号蔚堂)の収集品をめぐって
  (呉孟晋)
10 洋画家の文人画家的傾向―須田国太郎の場合(河野道房)
11 光を失っても藝術は可能か―汪士慎/長谷川沼田居と身体的欠失(盲者)の
   文人画(塚本麿充)
12 日本近代文人画略史―多様な表現者と活動をめぐって(村田隆志)
13 川端康成の文学における心画―「心を写す」「意に適う」から「品を求める」へ
  (周閲/根來孝明訳)

資料紹介   野際白雪筆「学黄鶴山樵山水図小襖」(和歌山県立博物館蔵)
       (安永拓世)
現代作家紹介 うらあやか―遊び的振る舞いをともなう身体・行為・観客(吉田絵美)
書評     藤原貞朗著『共和国の美術―フランス美術史編纂と保守/学芸員の
       時代』(永井隆則)
表紙解説 表 郭?《幽篁枯木図》京都国立博物館(河野道房)
表紙解説 裏 川口茜漣《八木重吉のうた》個人蔵(土田真紀)

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