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幕末維新期は、国家存亡の危機の只中で、天皇を基軸とした近代日本国家が形成されてゆく産みの苦しみの時代であった。この過程において、天皇および、天皇の行なう祭祀もまた、時代の政治過程に呼応しつつ、著しい変容・拡充を遂げてゆく。
こうした幕末維新期の天皇祭祀の構造変革を、文久の山陵復興事業と近代の皇霊祭祀形成との不可分の関連という視点から、当時の史資料を駆使して明らかにした労作。
[目次]
序
第一章 安政五年の三社奉幣
第二章 文久・元治期における神武天皇祭の成立
第三章 神武天皇陵修補過程の一考察
第四章 孝明天皇大喪儀・山陵造営の一考察
第五章 明治元年における先帝祭の成立
第六章 明治神祇官の改革問題
第七章 明治初年の神祇官改革と宮中神殿創祀
第八章 明治大嘗祭前史の一考察
第九章 明治大嘗祭の一考察
あとがき
初出一覧
文庫のためのあとがき
索引
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