仏教をはじめとする外来文明が到来することで、日本の精神文化はいかに変容してきたのか。
「大陸文化の受容」「神仏習合」「米作りの幻想」「近代が崩壊させた重層社会」など、文明化による恩恵だけでなく、それによってもたらされた土着側の危機をも捉えることで、文化史学の抜本的な見直しを志した野心的論考12篇を収録。
土着の視点にこだわり続けた歴史学者・高取正男による、独創的な日本文化史論! 解説=谷川健一/林 淳
【目次】
Ⅰ
大陸文化の受容
御霊会と志多良神 京都の歴史と民俗1
貴族の信仰生活 京都の歴史と民俗2
聖と芸能 京都の歴史と民俗3
今様の世界 京都の歴史と民俗4
神仏習合―比叡山と園城寺―
Ⅱ
米作りの幻想
地域差
畿内の境域神
近代が崩壊させた重層社会
日本文化と民俗学
暮らしの中の文化財
解説(谷川健一)
文庫版解説(林 淳)
※本書は、1983年に『高取正男著作集2 民俗の日本史』として法藏館より刊行された書籍の文庫版です。
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