近松よろず始末処

ポプラ文庫

近松よろず始末処

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出版社
ポプラ社
著者名
築山桂
価格
880円(本体800円+税)
発行年月
2024年1月
判型
文庫
ISBN
9784591180327

設定よし、人物よし、着地よし。築山桂の面目躍如の快作!
――青木逸美氏(ライター)

こう来たか、と思わず膝を打った。
――大矢博子氏(書評家)

実(まこと)と虚(うそ)の皮膜(ひにく)の間 
余計な世話と言われても これも世のため人のため 
侍(ぶし)も町の者(ちょうにん)もあるものか
曲者近松と若者たちが 大坂を駆ける痛快譚 
この面白さ疑いなし!
――三田主水氏(伝奇時代劇アジテーター)

私は思わず、涙した。
――縄田一男氏(文芸評論家)

近松門左衛門没後300年――
「悩める町の者を助ける」始末処で繰り広げられる、
じんわり温かな人情時代小説。


時は元禄、大坂は道頓堀の竹本座。
人気浄瑠璃作者・近松門左衛門に命を救われた虎彦は、
彼の裏稼業「近松万(よろず)始末処」に引っ張り込まれる。
「悩める町の者の人助け」とうそぶく近松にこき使われるまま、
失せ人捜しにお犬さま騒動、井原西鶴の幽霊退治など、
さまざまな事件の解決に奔走する虎彦だが、近松にはある思惑が――。
正体不明の美貌の剣士に賢い忠犬、からくり細工師見習い少女ら
始末処の面々が繰り広げる人情時代小説。

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