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著者 首藤傳明は、70年という自らの鍼治療の道のりを「曲がり道の連続だった」と記しています。本書は、これから鍼灸師として育っていく人たちが「その努力を貫けるように」と真っ直ぐ進む道標として執筆されました。
-本書による導き-
・鍼灸医学の特徴を知る。
・経脈を理解し「これだ」というものに行き着く。
・東洋医学の五臓を学び、診ることができるようになる。
・四診のポイントとコツを掴み、磨く。
・証立てを行い「効く治療」を組み立てられるようになる。
著者は「治療がアート、芸術」だと例え、毎?の努?と研鑽により上達するものだとし、?年臨床経験を積んだ今も、学び続け、考え続けています。それだけ鍼治療を深く学び経験した著者が、惜しみなくそのノウハウと知識を本書に綴りました。
刺鍼は、治療の?指すところ治療する場所などでその?法は変わります。指先の感覚と、技術で治療箇所に鍼先をぴたりと当てなくてはなりません。その感覚を?語化するのはとても難しいとされていますが、本書では、著者の経験から得られた「感触」をわかりやすい?葉で伝えてくれています。
中級編では、著者が実際に治療した34もの症例を丁寧に紹介しています。西洋医学で難儀した症状が鍼治療でスッキリ治っていく様子や、普通なら繋がらないだろう原因と症状の関係を紐解き、治療に成功した様子、さらには、治療家として患者が寛解した時の著者の患者を見守る温かい視線に触れることができます。
実際の臨床で、このように厳選された症例に細かく触れるには、?い年?を費やさなくてはなりませんが、本書で著者の経験に裏打ちされた治療の詳細を存分に学ぶことができます。
あなたの知識を活かすヒントも満載。学問から実際の治療へ導きます。
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